HOME EEM-RTM

反射回数と伝搬経路数の関係

屋内の計算では壁による多重反射が発生しますので、 最大反射回数の設定により計算結果が変わります。
ここでは、直方体の部屋(大きさ=8X6X3m)の中に一つの送信点と一つの観測点を置いたモデルを計算します(周波数2GHz)。
最大反射回数を0回から5回まで変えた計算結果は以下の通りです。
最大反射回数が1増えるごとに伝搬経路の数は約2倍になります。 壁の数によらずこの傾向があります。
遅延プロファイルについては多重反射波は伝搬経路長が長くなりますので減衰しながら長く尾を引きます。
減衰は自由空間損失(距離の2乗に反比例)と壁の反射係数の積から計算されます。
受信電力の誤差が0.1dBで収束したと考えると、位相差有の受信電力については4-5回、 位相差無の受信電力については2-3回で収束します。
遅延スプレッドについては4-5回で誤差数%以下になります。
以上の結果が標準的なものですが、 計算モデルに応じて必要な最大反射回数を設定して下さい。
入力データ (右クリック+保存)

最大反射回数伝搬経路数受信電力(位相差有)[dBW]受信電力(位相差無)[dBW]遅延スプレッド[nsec]
図10 1-48.005-48.0050
図21 7-48.412-47.2584.129
図32 23-47.102-47.1305.530
図43 57-46.261-47.1076.155
図54117-46.594-47.1016.438
図65211-46.484-47.0996.559

図1a 伝搬経路図(最大反射回数=0回)

図1b 遅延プロファイル(最大反射回数=0回)

図2a 伝搬経路図(最大反射回数=1回)

図2b 遅延プロファイル(最大反射回数=1回)

図3a 伝搬経路図(最大反射回数=2回)

図3b 遅延プロファイル(最大反射回数=2回)

図4a 伝搬経路図(最大反射回数=3回)

図4b 遅延プロファイル(最大反射回数=3回)

図5a 伝搬経路図(最大反射回数=4回)

図5b 遅延プロファイル(最大反射回数=4回)

図6a 伝搬経路図(最大反射回数=5回)

図6b 遅延プロファイル(最大反射回数=5回)