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スプリアス解について

完全導体によって閉じられた空間内には外部波源によって電磁界が生じることはありませんが、 周波数が閉じられた空間の共振周波数に一致するとき、モーメント法では電磁界が発生します。 これをスプリアス解(無縁解)と呼びます。
下図は1辺100mmの立方体に右から平面波が入射したときの電界分布で、 周波数は順に2.11, 2.13, 2.15GHzです。偏波方向は紙面内とします。
共振周波数(3E8/(0.1*SQR(2))=2.12GHz)付近でスプリアス解が発生していることがわかります。
スプリアス解を除去するには、注目する周波数が共振周波数に一致しないように、 内部に人工的に仕切りを設けて共振周波数を変えます。 図4のようにスプリアス解がなくなっていることがわかります。(2.13GHz)
なお、スプリアス解が発生しているときでも、 外部の近傍界、および遠方界は正しく計算されています。
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図1 電界分布(2.11GHz)

図2 電界分布(2.13GHz)

図3 電界分布(2.15GHz)

図4 スプリアス解除去後(2.13GHz)