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EEM-MOM
1. 概要
EEM-MOMは、3次元の任意形状の導体と任意に配置された電磁波源のもとでの
電磁界分布を数値計算するソフトウェアです。
2. 用途
- 各種線状/面状アンテナの解析評価
- 電磁波源の存在する室内外での電界分布の解析(無線LAN)
- 電器機器の放射する電磁波の解析評価(EMC対策)
- 電磁波応用機器の特性の解析評価
3. 解析手法
解析対象を導線の格子に分割し(ワイヤグリッドモデル)、
モーメント法(積分方程式法=境界要素法)により導線上の電流分布を計算します。
この電流分布から放射(散乱)電磁界を計算します。
4. 解析機能
- 解析対象は3次元です。
- 任意形状の線状または面状の導体が解析できます。
ただし、完全導体とみなします。誘電体の解析機能はありません。
- 形状の入力座標は、XYZ座標、円筒座標、極座標が指定できます。
これらの組み合わせも可能です。
- アンテナの給電点は複数設定でき、各給電点の電圧・位相は独立に設定できます。
- 散乱問題の波源は遠方からの平面波です。
- 完全導体の無限大グランド板が設定できます。
- 導体上の任意の位置に集中定数(RLC)が設定できます。
- 複数の周波数を連続して計算することができます。
- 各種の周波数特性(入力インピーダンス、Sパラメータ、反射損失、結合度、利得)を計算することができます。
- 解析できる対象の大きさは、線状素子の場合、全長が数100λ以内、
面状素子の場合、1辺が数λ以内です。
- 必要メモリーは要素数の2乗に比例します。要素数=5000で100MBです。
- 1台のコンピュータの複数のコアとCPUで並列計算することができます。
5. 図形出力機能
 メッシュ分割 |
 電流分布 |
 電流分布 |
 近傍界(線上分布) |
 近傍界(面上分布) |
 遠方界パターン |
 遠方界パターン(全方向) |
 スミスチャート |
 反射損失 |
 近傍界動画 |
6. サンプルデータ
7. 資料
- 線状アンテナの導線半径について
- 面状ユニットの導線半径について
- 有限グランド板の影響
- スプリアス解について
- 物体の極近傍の電界分布
- アンテナの相互インピーダンスの計算法
8. 計算例
- 折り曲げアンテナ
- T字アンテナ
- 折り返しダイポールアンテナ
- ループアンテナ
- 逆Fアンテナ
- 自動車近傍の電界分布
- 2つの平行な半波長ダイポールアンテナの
相互インピーダンスとアンテナ間隔の関係(バッチ処理)
- マイクロストリップ線路、スタブ
- ヘリカルアンテナ、円偏波化
- 分岐付ループアンテナ(円偏波)
- 無指向性アンテナ(ループアンテナ型)
- メアンダ形ダイポールアンテナ
- ループアンテナアレー
- 対数周期ダイポールアレー
- ヘンテナ
- バイコニカルアンテナ
- パラボラアンテナ
- アンテナ結合度とフリースの伝達公式
- メタマテリアル、IC-SI型
- FDTD法とモーメント法の比較
9. ドキュメント
10. デモ版
こちら からダウンロードしてください。
11. データ作成ライブラリ
EEM-MOMのデータをプログラミングで作成するツールです。
詳しくは こちら
12. バッチ処理プログラム
複数のデータをバッチ処理するツールです。
詳しくは こちら
13. 最適化ツール (オプション製品)
EEM-MOMを用いて最適化を行うツールです。
詳しくは こちら