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EEM-FDM
メアンダ形ダイポールアンテナ
図1のようなメアンダ(折れ線)形状の中心を給電したダイポールアンテナを計算します。
形状が周期的ですのでデータ作成ライブラリを使用しました。
単位線分の長さ=高さ=6mm、片側の繰り返し数=6とします。
計算領域が波長に比べて十分大きくないので、吸収境界条件にPMLを使用します。
図2が入力アドミッタンスの周波数特性、図3が共振周波数での電流分布、 図4が共振周波数での放射パターンです。
いずれもダイポールアンテナと似ていることがわかります。
両端の距離=150mm、共振周波数(700MHz)での半波長=214mmであることから、 波長短縮率=150/214=70%となります。
また、共振抵抗は38Ωです。
以上の結果はEEM-MOM(モーメント法)の
結果
とよく一致します。
本モデルではモーメント法の方がはるかに短い時間で計算できます。
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入力データ
図1 計算モデル
図2 入力アドミッタンスの周波数特性(500-1000MHz)
図3 共振周波数での電流分布(700MHz)
図4 共振周波数での放射パターン(Z面、700MHz)