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回折波について

図1は回折波の計算例です。 紙面に垂直方向に一様な2次元モデルです。
中央に完全導体の柱を、上部に点波源を置きます。 解析領域の大きさは30λX30λ、柱の大きさは10λX10λです。
弱い電界を正確に計算するために、精度よい吸収境界条件であるPMLを使用します。
電界分布は図1のようになり、 回折波の観点からは図中の(1)-(4)の4つの領域に分けることができます。
(1)直接波と反射波との定在波
(2)直接波と頂点からの回折波との合成波
(3)1回回折波のみ。見通し外になるほど急速に減衰します。
(4)2回回折波のみ。(3)よりさらに減衰します。左右からの回折波の合成になります。

図1 回折波の電界分布
参考までに、柱を同じ大きさの2枚の板にかえたときの電界分布を図2に示します。
図1と比べると、回折波の大きさに大きな違いが見られます。 回折波は頂点の位置情報だけでなく、途中の物体配置にも左右されることがわかります。

図2 回折波の電界分布

◆入力データ: 図1図2 (右クリック+保存)