2.14 散乱特性

2.14-1 散乱断面積

平面波入射のとき、遠方界より散乱断面積が次式で定義されます。Eiは入射電界の振幅です。

(2-14-1)
原点から見た入射方向を とすると、次式で前方散乱断面積と後方散乱断面積が定義されます。
(2-14-2)
(2-14-3)
次式で全散乱断面積が定義されます。
(2-14-4)

2.14-2 光学定理

全散乱断面積と前方散乱電界との間には光学定理と呼ばれるエネルギー保存則が成り立ちます。

(2-14-5)
右辺の複号は入射波の偏波方向に対応します。Plossは式(2-10-9)の全損失です。 式(2-14-5)の誤差は計算誤差の指標になります。