4.13 浮遊電極

電圧の異なる2個以上の電極を入力すると計算領域全体に電圧分布が発生します。 この中に金属を置くと何らかの電圧を持った電極となりますが、 その電圧は未知なので電極として入力することができません。 そのときは金属を大きな比誘電率を持った誘電体として入力すると電圧を知ることができます。
リスト4-13-1に入力データを示します。
図4-13-1に形状出力図を示します。 2個の電極(下が0V、上が1V)と比誘電率1000の誘電体を置いています。 誘電体を通る線上の電圧分布は図4-13-2のようになり誘電体の上では電圧は一定になります。 その値を数値出力1d.logから読み取ると0.741Vとなります。
以上のようにして浮遊電極の電圧を知ることができます。


リスト4-13-1 浮遊電極(float.ost)
OpenSTF 1 2
title = 浮遊電極
xmesh = -1 100 1
ymesh = -1 100 1
zmesh = -1 100 1
volt = 0 
volt = 1 
epsr = 1000 
geometry = 1 1 1 -0.5 0.5 -0.5 0.5 -0.5 -0.5 
geometry = 1 2 1 -0.5 0.5 -0.5 0.5 0.5 0.5 
geometry = 2 1 1 0.7 0.9 -0.1 0.1 0.4 0.6 
solver = 1.97 3000 100 1e-5
plot1d = V Z 0.8 0
1ddb = 0
1dscale = 0 1 10
1dlog = 1
window2d = 750 500 15
window3d = 500 500 60 30
end


図4-13-1 形状出力図


図4-13-2 電圧線上分布図