7. OpenMOMの応用例

本章では文献[9]のChapter4からChapter23までのうちOpenMOMで計算できるモデルを取り上げます。

7.1 無給電素子付き逆Fアンテナ

逆Fアンテナの片側または両側に無給電の逆L素子を置いて広帯域化を図ります。([9] Chapter4)
図1はアンテナ形状です。無限に広いグラウンド板を考えます。
図2はスミスチャートです。中心の周りを回るとき広帯域になります。
図3は反射係数です。片側に無給電素子を置くと帯域が広くなり、 両側に無給電素子を置くと帯域がさらに広くなります。


(a) 片側無給電素子

(b) 両側無給電素子
図1 アンテナ形状

(a) 片側無給電素子

(b) 両側無給電素子
図2 スミスチャート(1.04〜1.44GHz, Z0=50Ω)

(a) 片側無給電素子

(b) 両側無給電素子
図3 反射係数(1.04〜1.44GHz, Z0=50Ω)

◆入力データ(右クリック+[保存])
IFA_P1.omm, IFA_P2.omm


図4は反射係数の計算結果をOpenMOMとOpenFDTDで比較した図です。
モーメント法とFDTD法では線分の長さの離散化誤差や線分半径の意味が異なるので、 少し違いが見られますが傾向としてはよく合っています。


図4 反射係数のOpenMOMとOpenFDTDの比較