3. OpenMOMの使用法

3.1 開発環境と実行環境

3.1.1 Windows開発環境

WindowsでOpenMOMをそのまま実行するときは開発環境は不要ですが、 ソースコードをコンパイル・リンクするときは、 コマンドプロンプトを起動してOpenMOMフォルダに移動した後、 以下のコマンドを実行してください。
なお、[6]で述べた開発環境がインストールされているものとします。

> cd src
> nmake clean
> nmake    実行プログラム(omm.exe)が作成されます
> cd ..

3.1.2 Linux開発環境

Linuxでソースコードをコンパイル・リンクするときは、 コマンドラインでOpenMOMフォルダに移動した後、 以下のコマンドを実行して下さい。
なお、[6]で述べた開発環境がインストールされているものとします。

$ cd src
$ mv Makefile_gcc Makefile
$ make clean
$ make     実行プログラム(omm)が作成されます
$ cd ..

3.1.3 Windows実行環境

Windowsでプログラムを実行するだけのときは以下の実行環境が必要です。

(1) SIMD
SIMD対応の実行プログラムを実行するための準備は特に必要ありません。
ただし、AVXを使用するにはSandyBridge(第2世代Coreプロセッサー)以降のCPUが必要です。

(2) OpenMP
OpenMP対応の実行プログラムを実行するための準備は特に必要ありません。
ただし、実行プログラムのあるフォルダにランタイムライブラリvcomp140.dllが必要です。 (配布ファイルに含まれています。ファイル名の"140"はVC++のバージョンを表します。)

3.1.4 倍精度

OpenMOMでは必要メモリーを半減するために連立一次方程式を単精度で計算しています。 通常の用途ではこれで問題ありません。
倍精度で計算する実行プログラムを作成するにはMakefileの下記の行を有効にして再コンパイルしてください。
CFLAGS = $(CFLAGS) /DDOUBLE (VC++の場合)
CFLAGS += -DDOUBLE (gccの場合)