8.8 EBG反射板付き逆Fアンテナ

EBG(electromagnetic band-gap)反射板上に置いた逆Fアンテナを考えます。([9] Chapter11)
EBG反射板はPMC(perfect magnetic conductor:完全磁気導体)として働き、 低姿勢アンテナを実現することができます。
図1にアンテナ形状を示します。 誘電体基板(εr=2.2)の上に6x6個のパッチを貼ります。 それぞれのパッチの中心はビアによってグラウンド板と接続されています。
パッチ間に逆Fアンテナを4個置き、-Xの位置にあるアンテナのみ給電し、 他のアンテナは開放しています。
逆Fアンテナの放射部の長さLH=0.07λ6としています。
図2に反射係数を示します。 EBGは性質上狭帯域になります。 収束が遅く内部抵抗を設定しても多くの反復回数(60000)を必要とします。
図3に放射パターンを示します。 ビーム中心は+X方向35度になります。文献[9]の-X方向30度と異なります。
ビーム中心が+Z方向でないために4個のアンテナを切り替えることによってビームをスキャンすることができます。
本モデルは調整すべきパラメーターが多く、パラメーターによって計算結果が大きく変わるため、 下記の結果は一つの参考例です。


図1 アンテナ形状 (図の使い方は5.4参照)


図2 反射係数 (5.5-6.5GHz, Z0=50Ω)


図3 放射パターン (6GHz, XZ面)

◆入力データ(右クリック+[保存])
InvF_EBG.ofd

◆データ作成ライブラリ用ソースコード(右クリック+[保存])
InvF_EBG.c