8.5 逆LFLアンテナ

複数の周波数で動作するカード型アンテナを考えます。([9] Chapter8)
本アンテナはグラウンド板とアンテナが同一平面上にあります。
アンテナ形状は逆F型と逆L型の組み合わせであり、 その長さを調整することによって複数の周波数で動作させることができます。
図1は2つの周波数(2.45GHz, 5.2GHz)で動作するアンテナ形状です。セルサイズはすべて1mmです。
図2は反射係数です。


図1 2周波数用逆LFLアンテナ形状


図2 反射係数 (2-7GHz, Z0=50Ω)

図3に2.45GHzと5.2GHzにおける全方向の放射パターンを示します。
図4に+Z方向の動作利得(整合損を含む利得)の周波数特性を示します。 入力インピーダンスの整合損失を含んでいるために共振周波数以外では大きく下がります。


図3 全方向放射パターン (左:2.45GHz, 右:5.2GHz)


図4 +Z方向動作利得の周波数特性 (2-7GHz)

図5は4つの周波数(1.7GHz, 2.45GHz, 3.5GHz, 5.2GHz)で動作するアンテナ形状です。
図6は反射係数です。


図5 4周波数用逆LFLアンテナ形状


図6 反射係数 (1-6GHz, Z0=50Ω)

◆入力データ(右クリック+[保存])
InvLFL_e.ofd, InvLFL_f.ofd


図7は4周波数アンテナをOpenFDTDとOpenMOMで計算した結果です。
非常によく一致しています。


図7 VSWRのOpenFDTDとOpenMOMの比較 (4周波数アンテナ, 1-6GHz, Z0=50Ω)