3. FDTDプログラミング

3.1 計算処理の流れ

FDTDプログラムの計算処理の流れは図3-1-1の通りです。


図3-1-1 計算処理の流れ

電磁界の更新
計算時間の大部分を占めFDTD法の核になります。次節で詳しく説明します。

吸収境界条件
Mur吸収境界条件では磁界のみ、PML吸収境界条件では電界と磁界に適用されます。

給電電界
給電点に強制的に電界を加えます。

近傍電磁界
予め指定した点において、Fourier変換の加算をタイムステップごとに行います。
これによって波形を保存する必要がなく、余分なメモリーが必要になりません。

収束判定
平均電磁界の計算はNxNyNzのオーダーの計算量があるために計算時間が無視できません。 従って毎時刻行うのではなく時々行うこととします。

遠方界
6個の境界面の近傍電磁界(調和界)を元に計算します。
時間に関するループが終了してから計算します。