使用開始までの作業の流れは以下のようになります。
FOCUSのホームページから利用申請に必要な書類をダウンロードし、必要事項を記入して郵送します。
新規申し込みは随時です。
年度末に退会を申し込まない限り毎年度自動継続されます。
利用申請が承認されると以下のものがメールで送られて来ます。(3営業日以内)
1アカウント当たり毎年度10,000円の利用料が必要です。
計算機使用料は従量制または日、月、年単位の期間占有です。
毎月請求書が送られてきます。
料金表についてはFOCUSのページを見てください。
(2020年度は1ノード1時間当たり、Fシステムが375円、Hシステムが75円です。
料金は計算機の性能にほぼ比例します)
PuTTYはWindows用のフリーソフトのSSHクライアントです。
FOCUSでの作業はすべてPuTTYのコンソール上で行います。
PuTTYを下記からダウンロードしてインストールしてください。
http://www.chiark.greenend.org.uk/~sgtatham/putty/
http://hp.vector.co.jp/authors/VA024651/PuTTYkj.html (日本語パッチ版)
PuTTYに付属するputtyge.exeをダブルクリックして起動し、
以下のように"Parameters"を設定した後、"Generate"ボタンをクリックしてください。
中央の空白部の上でマウスを動かすと鍵のペアの作成が開始されます。
OKBizにアカウントと与えられたパスワードを入力してログインしてください。
OKBizとはブラウザベースのユーザー管理サイトです。
使い方は
利用の手引き
を参考にしてください。
公開鍵の設置を依頼するには、
[質問・依頼の登録]→[公開鍵登録]の画面で公開鍵(上で述べたid_rsa.pub)を添付して送信してください。
秘密鍵を送信しないように注意してください。
なお[ユーザー情報]のページでメールアドレスを入力すると結果はメールでも送られて来ます。
以上の作業によりFOCUSスパコンが利用可能になります。
図2-2のようにセッションを設定し、
図2-3のように上で作成したプライベートキーファイル(秘密鍵)を指定し、
適当なセッション名(例えば"focus")をつけて[保存]してください。
前節の通りPuTTYのセッションを設定し、[開く]をクリックするとコンソールが開きます。
ここで、2.2で与えられたアカウント名と2.5で入力したパスワードを入力するとFOCUSへログインできます。
ログインした場所はログインサーバーです。
引き続き以下のコマンドでフロントエンドサーバーに移動してください。
$ ssh ff
パスワードは不要です。
FシステムでGPUを使用するときは上の代わりに以下のようにしてください。
$ ssh fgpu1
Vシステムを使用するときは上の代わりに以下のようにしてください。
$ ssh fvpu1
フロントエンドサーバーですべての作業を行います。
ログアウトするには、
$ exit (フロントエンドサーバーをログアウトする)
$ exit (ログインサーバーをログアウトする)
と行ってください。
FOCUSスパコンへファイルを送受信するには専用のアプリケーションが必要になります。
ここではWindows用のオープンソースのWinSCPを使用します。
以下からWinSCPをダウンロードしてインストールしてください。
http://winscp.net/eng/docs/lang:jp
WinSCP.exeをダブルクリックして起動してください。
[New]をクリックし以下のように設定して適当な名前を付けて[Save]してください。
"User name"は2.2で与えられたアカウント名、"Password"は2.5で入力したパスワードです。
WinSCPはPuTTYで作成した秘密鍵を使用します。
FOCUSスパコンでは課題(グループ)ごとに200GBのディスク容量が提供されます。
OKBizでディスク容量を増量することができます。
ディスク容量の増量の料金は一か月10GBで300円です(2020年度)。